ISO9001取得の取り組み

我が社ではISO9001取得活動における様々な出来事ご紹介しております

ISO9001取得の取り組み

我々はISO9001取得活動開始にあたり、品質目標、品質保証体系図等など、インターネットから多くの情報を得て、勉強させていただきました。
こちらのページでは今からISO9001取得に向けて頑張られる方、すでに取得されている方、ISO9001ってなに?という方、様々な方に読んでいただき、何らかのお役に立てればと思っております。また、弊社の管理体制、業務内容の参考資料の一環として是非ご覧下さい。

ISO9001とは

多くの企業で聞かれるようになってきた「ISO」は「国際標準化機構」の略称であり、工業分野の国際的な標準規格を策定するための民間の非営利団体の名称です。「ISO9001」等の規格はその条件をクリアし取得した会社の信頼度の証として認証を得ることが可能です。
特にISO9001は「品質保証を含んだ、顧客満足の向上を目指すための規格」として「品質マネジメントシステム」の信頼性を表します。

ISO9001取得までの流れ

ISO9001取得までの流れ

ISO9001取得エピソード

1.キックオフ大会

キックオフ大会

ISO取得活動の開始を意味するキックオフ大会。これはISO取得をされた会社ならばどこでも大半は実施してきたはずです。
ISOとはなにか、品質管理室の紹介、日程表、品質方針の紹介等をプリントアウトして、全社員に提出しました。
キックオフ大会は何故実施しなくてはいけないのでしょう。それは会社全体で取り組むものだからです。ISOが本当の意味で浸透、機能していくなんてものは大変な時間や労力がかかります。社員の理解については一人ひとり温度差があり、長い時間をかけて、ゆっくりと勉強していく必要があります。キックオフ大会はそんな長い勉強の始まりを合図するためのものではないでしょうか。

事務局の存在

事務局の存在

ISO9001を取得するのに必要な“事務局”その存在について話をしたいと思います。 私達はISO9001取得活動の最初として まず品質管理責任者を決定しました。これは管理職であることがよいという事でしたので、専務が行うことになりました。そして事務局を決定しました。
ISO9001を取得された会社の大半は、事務局(会社によっては品質管理室)という部署を作って会社の業務とは別にISO9001取得活動を行ったと思います。私達も品質管理室を設立し、品質管理の中心として活動しています。

しかし品質管理室を作って発生した問題点はいくつかありました。品質管理室は業務よりISO9001の国際要求事項についての勉強で、毎日半日以上費やしていました。このため、どうしても品質マネジメントシステムの確立=品質管理室というおかしな方程式が成り立ってしまいました。本来、品質管理室とは、品質マネジメントシステムの補佐的な役目であって、言わば黒子的な存在でなければいけなかったのです。品質管理室は、ISO9001のことをよく理解しているのに、品質管理室以外はあまり知られていない。それが私達の会社の状況でした。

 

品質管理室は、今後勉強会の資料作成等を計画しています。それは審査にむけての勉強ではなく、本当の品質マネジメントシステムを築くためにです。品質マネジメントシステムが本当の意味で機能していけば、会社を変えることができる。そんなことを社員に伝えるのも品質管理室の役割のひとつだと思います。

予備審査終了時

予備審査終了時

予備審査(事前調査)を終了した際の結果は本審査を受けられる状態にはあるという結果で、品質管理室としても一安心の結果でした。
ただ、問題点も山済みで、指摘されたものの中で一番強く印象に残っているのは、内部監査結果に対する是正処置の甘さでした。 先月内部監査を実施したのですが、「わかりません」「勉強していません」という返答が数多くあり内部監査チームも、もう少し理解してもらえているものだと思ったのでしょうが、内部監査をやって思うのは『危機感』以外のなにものでもありませんでした。

私も内部監査チームの責任者として各課を監査しましたが、この「わかりません」「勉強していません」というのは、本当にマニュアルや規定類を理解していないわけではなく、質問に対し何を答えなければいけないかが「わかりません」「勉強していません」という答えを生み出していたのでした。

内部監査チームは、困りました。「わかりません」「勉強していません」というものの、実際は業務をマニュアル、規定にそって実施してくれています。ただ、質問の意味がわかっていないという内容をどう是正処置をするのか。

結局、悩んだ末の是正処置は、それらの内容に対し答えを調べて書くという対処にしました。つまり、是正処置欄にその質問に対する本当の答えを書いて終了というものでした。
予備審査で来られた審査員の方の指摘はここにありました。是正処置はこの場合、「わからない」ことに対しての是正処置であり、勉強をしてもらうこと(つまり、各課を挙げての勉強)こそが是正処置であるというのが、審査員の考えでした。確かにそうですよね。わからなかったことに対して答えを書くのが是正処置ではなく、わからなかった事自体に是正処置をする。それが本当の是正処置だったのです。 予備審査終了後、各課に回り勉強会の実施をお願いしました。その後本審査までの期間は各課とも勉強会のスケジュールがびっしりでした。

本審査を終了して

本審査を終了して

初回審査を終了して弊社の不適合箇所は5つ。初回審査としては大変良い結果と思えました。
一つ目は、国際規格5.6.1のマネジメントレビューで、品質方針及び品質目標の変更性の評価が行われていないという指摘。 評価はしているんだけど、それを記録として残していないので不適合となりました。これは管理責任者がマネジメントレビュー議事録自体を変更して是正処置終了。
二つ目は、7.2.2で製品に関連する要求事項のレビューの手順に不整合があり、それがレビューの結果の記録が不明確となっていたという指摘。 品質マニュアル、営業管理規定の整合性がとれていないということで確認してみると納得。確かに品質マニュアルに営業管理規定にうたうって書いてあるのに、営業管理規定を見るとなにも書かれていない。さっそく是正処置をおこないました。
三つ目は、7.6で測定機器が、国家又は国家計量標準にトレース可能な計量標準に照らして校正又は検証されていません。また、校正の状態が明確に識別されていませんという指摘でした。
これが、一番時間がかかる是正処置です。なにせ、校正を明確にするために、もう一回校正証書からトレースした証拠を作っていかなければいけないのですから。これも測定機器管理責任者の協力を得て、是正処置。
四つ目は社内検査の記録に製品のリリースを正式に許可した人が明記されていないという指摘。 これは製品(私達の場合、竣工現場)の引渡しのGOサインを誰がしているのかを書類で残ってなかったということ。 社内検査が我が社の最終検査なので、社内検査の結果をチェック後、工事責任者が承認をすることで是正処置としました。
五つ目は特別採用の判定において、当該の権限をもつ者が正式に許可していないという指摘。 特別採用を実施した場合の責任者のGOサインの欄がなかったので、関係書類に承認を証明できるスペースを作成し是正終了。
システムがちゃんと構築されているかのチェックでしたから、それほど不適合がなかったのでしょう。今後は各責任者がしっかり勉強を行うことが重要です。
これからは各課の中でPDCAをまわしていただき、スパイラルアップをされることが課のため、会社のため、しいてはお客様のため、頑張っていきたいと考えております。